「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る

あの「ガンダム」の富野由悠季御大が「プロ論」について語ってらっしゃいます。あの富野御大なのでクセのある内容ではありますが、概ね賛同する部分があったのでご紹介。

内容は10月27日、「東京コンテンツマーケット2008」(独立行政法人・中小企業基盤整備機構関東支部主催)のトークセッションに登場し、「プロフェッショナル・クリエイターの条件」というタイトルで自らの“プロ論”を披露したものです。

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ボリュームはかなりあり、見出しだけでも

「コンテンツという言葉はおかしい」

「CGで独自のものが作れるわけがない」

「みんな生き延びられないところで仕事している」

「僕の場合はガンダムで逃げ切れる」

「11、12歳まで好きだったものにこだわれ」

「ルックスの良さでごまかされていませんか」

「きれいなだけのものはすぐに飽きる」

「臭くなければ客は付かない」

「初めて手に入れたワープロで、エロ本を書いた」

「お前程度の技能や能力でメジャーになれると思うな」

「フィールドを手に入れよ」

「自分が手の届く範囲のことを一生懸命やれ」

「大人の嘘が許せなかった」

「SF好きが作ったSF映画はつまらない」

「志は高く持て」

「コミュニケーションと原理原則」

 となっています。

個人的には「11、12歳まで好きだったものにこだわれ」と、「お前程度の技能や能力でメジャーになれると思うな」という部分に大きく考えさせられました。

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